シルヴァン・パタイユ マルサネ ランセストラル

Domaine Sylvain Pataille Marsannay l'Ancestrale

樹齢
60~80年

畑・土壌
斜面にある粘土石灰質土壌。とても樹齢が古い木が整然と植えられている。古木からできるぶどうは小粒で丸く良く熟していて、旨みが凝縮している。収穫時には選果がより厳しく行われる。

選果を行った後、ぶどうの50%は除梗をせずに天然酵母にて発酵を行う。約20日間ほど行うが、その間ピジャージュやルモンタージュを行うかどうかはテイスティングをして決める。そして新樽100%にて18~24ヶ月熟成させる。この長い樽熟成を経て色々な表情や複雑性を持つようになる。

外観は色調濃くむらさきに近い色で、とても熟して凝縮した色々な表情をもっている香りである。100%新樽を使っているにもかかわらず、樽香は控えめでかるくトーストのような香りを感じさせるだけである。口に含むとやわらかくて心地よく色々な要素を感じ取ることが出来る。やわらかなビロードのようで、繊細、かつ安心できる味わいである。このワインには、繊細で手間のかかったお料理をあわせたい。また、このワインは10~15年はもつだろう。